このブログでは、ハンドドリップコーヒーの抽出という複雑な物理現象に対して、機械工学や化学メーカーでの研究開発の知見を活かして 科学的・技術的に解析 し、条件を変えたときにコーヒー中の成分がどのように変化するかをデータで示すことを主目的とするとともに、味わいがどのように変化するのかについても探求していきます。
インターネットが発達した現代では、多くのハンドドリップレシピ情報が手に入ります。しかし、それらと全く同じ条件を揃えることは簡単ではありません。
このブログでは、単に「美味しいコーヒーを淹れるためのレシピ」を提供するのではなく、ご自身で淹れたコーヒーを飲んで「次のドリップではこう調整したい」と思ったときの指針 に役立つ情報を発信します。
具体的には、以下のような要素を調査・分析し、データで示します:
- 挽き目、湯温、抽出時間の影響
- 1杯、2杯、3杯と量を変えるときのレシピの相似性
- 基本的な作法の理由や、定説から外した場合に何が起こるか
etc
味わいについては、筆者の好みに誘導することは目的ではありません。
「良いドリップ」の定義は、豆の説明書に書かれたニュアンスを感じられるレシピ を基準とし、個人の好みで美味しさを決めることはありません。ただし、保有資格(J.S.A.認定ワインエキスパート)の取得過程で培った感覚を、抽出要素の官能評価に応用することは可能だと考えています。
家庭でのコーヒーは、常に究極の一杯を目指す必要はありません。
朝の忙しい時間に淹れる一杯は簡単なレシピでも構いませんが、簡単でありながら最低限抑えるべきポイント を示すことには意義があると考えています。
このブログでは、科学的理解に基づき、再現性の高い抽出と条件の変化を両立させながら、誰でも自由に試せるハンドドリップコーヒーの楽しみ方 を提供します。
また、単なるデータや解析だけでなく、読み物としても楽しんでいただける内容 を意識して記事をお届けします。
・器具実験