~感覚を数値へ。抽出をロジックへ。
コーヒーの再現性を追求する技術者の記録~
こんにちは、DripRoverです。
このブログでは、
「なんとなく美味しい」を
誰でも再現できる操作条件と数値に落とし込むことを目的に、
ハンドドリップコーヒーの抽出を技術的・科学的な視点から記録しています。
1️⃣ 技術者としてのバックグラウンド
もともとは機械工学を専攻し、大学院では流体系の研究に取り組んでいました。
卒業後は約7年間、産業機械の設計・開発・生産技術に従事。
その後キャリアチェンジし、化学系メーカーで高分子材料の研究開発に約7年間携わってきました。
この間、一貫して意識してきたのは、
- 現象を「感覚」ではなく「変数」として捉えること
- データを点で見ず、プロセスとして解釈すること
- 再現性が出ない理由を構造的に考えること
といった、技術者としての基本姿勢です。
実験計画法や統計的な考え方、
「条件を振る → 結果を測る → 次の仮説を立てる」というサイクルは、
そのままコーヒー抽出にも応用できると感じています。
2️⃣ 飲料への興味
プライベートでは、昔から飲料やお酒全般に興味があり、
妻と一緒にカフェ巡りや酒蔵巡り、バー訪問を楽しんできました。
日本では山崎・白州・余市を訪問し、
スコットランド旅行では蒸留所見学も経験。
海外出張をきっかけにワインに惹かれ、最近では国際学会発表の機会に、
ブルゴーニュの畑を実際に歩く経験もしました。
こうした経験から、
飲料は嗜好品でありながら、その裏側には必ず化学と物理がある
という感覚が、自分の中に強く根付いています。
保有資格:日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート(2016年)
3️⃣ ハンドドリップとの出会い
昨年の年末、妻と子供が実家に帰っているタイミングで
「何か新しいことを始めたい」と思い、
軽い気持ちでハンドドリップコーヒーに手を出しました。
ところが、
- 同じ豆なのに味が安定しない
- 挽き目や温度を少し変えただけで印象が変わる
- 再現しようとすると再現できない
という状況に、完全にハマってしまいました。
その中で TDS という指標が比較的ポピュラーに使われていることを知り、
ならば、自分なりの測定と実験で抽出を「現象」として扱ってみよう
と思い立ち、このブログを立ち上げました。
4️⃣ このブログについて
このブログでは、
- TDS・pHなどの数値
- 抽出条件(挽き目・温度・Brew ratio・時間)
- 実験結果とその解釈
を軸に、
コーヒー抽出をできるだけロジカルに扱う試みを記録しています。
*実験環境や使用器具についてはこちらを参照
計測器具・測定環境、使用器具・抽出環境

もちろん、
数値だけで美味しさが決まるとは思っていません。
ただ、
- なぜこの条件だと安定するのか
- なぜこの操作で味が変わるのか
を説明できる状態に近づくことは、
ハンドドリップをより自由で楽しいものにすると考えています。
※ブログの考え方やスタンスについては、
固定ページ「ブログコンセプト」にもう少し詳しく書いています。
コーヒーは嗜好品ですが、
その裏には明確な化学と物理があります。
感覚を数値へ。
抽出をロジックへ。
再現性を追いかける記録として、
気楽に読んでいただければ嬉しいです。
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